2009年06月02日
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コミックブレイド掲載コミック「スカイ・クロラ イノセン・テイセス」第8話感想

Written By: トーノZERO連絡先

 さて。

 ストーリーもいよいよ大詰め。

 オリシナの物語が迎える結末は、おおむね予想可能です。ラストシーンは、チーターの視点で既に見ているはずのものです。

 しかし、チーターの前にオリシナが現れるまでの間、彼女がどうしていたのかは全く分かりません。特に、離反したウクモリ達の追撃や、ウルフラムの撃破を行っていた頃、オリシナが何をしていたのかが全く分かりません。

 というわけで、いよいよ物語はそのあたりに突入していくわけですが。

機銃の試射はするものだろうか? §

 空に上がったら、その時点で機銃の試射はしておくものでしょうか?

 敵機が出現する可能性がゼロではない空を、銃弾を装填した戦闘機で飛ぶのであれば、その方が自然ではないかという気がしないでもありませんが、それほど詳しいわけではないので良く分かりません。

 ただ、可能性として以下のような解釈はあり得そう。

  • キルドレの中身は(この時点では)お子様そのものなので、そういうテスト手順を馬鹿にして実行しない習慣が付いている
  • 試射の時は弾が出た。その後で撃てなくなるような凝った仕掛けが施されていた

 以下のようなオチならイヤだなあ。

  • 安全装置が解除されていなかった

キルドレはパライソに行けないのか? §

 罠の存在は漠然と予想していましたが、まさかロストックの逸波とは思いませんでした。

 もっと予想を外したのは、ツルホが助けに入る展開です。

 しかも、自分の身体を犠牲にします。

 これは、ある意味でこの物語のテーマ性の根幹をなす部分でしょう。

 ツルホはパライソを目指して死ぬことができますが、キルドレはできません。死んでも復活してしまうからです。死ねない魂は永遠に地上を漂い続けるだけなのか。ならば、死ねる魂は幸せなのか。自室で鳥が覚えるほどに苦しみを語り続けていたツルホの生き様は、本当に幸せと言えたのか。

だがしかし §

 次号は連載お休みだそうで。

 簡単には終わらせてくれないようです。

スカイ・クロラ イノセン・テイセス

スカイ・クロラ イノセン・テイセス

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